IoT製品では電球のソケットにそのまま接続できる電球型の製品をよく見かけます。今回はスマートフォンから1,600万色以上の色調設定が可能なLED電球、Misfit Boltを紹介したいと思います。
1,600万色以上の色調設定が可能なLED電球
色々な色調を出すためには三原色が必要です。よって三色LED(3色のLEDがセットになったもの)を使います。各色の明るさを調整することで様々な色調設定が可能です。
ただしLEDは伝統的な白熱電球と違い、電圧や電流をコントロールして明るさを変えることは出来ません。よってインバーターでON/OFFを繰り返すことで各色の明るさを調整します。
ただゆっくりON/OFFを繰り返すと明かりがチラつくので、人間の目ではわからないくらい高速に(高周波で)ON/OFFを繰り返します。これは「PWM調光」などと呼ばれます。
Bluetoothでスマートフォンと接続可能
Misfit BoltにはBluetoothによる通信機能が内蔵されており、専用アプリをインストールしたスマートフォンなどと接続することで調光のコントロールを行います。特にコントロールのために制御装置を買う必要はありません。
室内環境を自由に変更、光の演出も可能

メーカウェブサイトより
1,600万色以上の色調設定から自由に色を選択して室内環境を変えることができます。またMisfit Boltには複数の三色LEDが搭載されており、それぞれの色を変えることでちょっとした光の演出も可能なようです。デモを見るとスマートフォンで背景画像を選ぶとそれに合わせた光の演出が行われたりしていました。
自分の睡眠パターンに合った照明を設定可能
Misfit Boltを開発したMisfit社は、元々ウェアラブル端末の製品「Misfit Flash」や「Misfit Shine」があり、それらを併用することで、ユーザーの眠りが最も浅い時間帯に、日の出を模した照明コントロールを行うことでユーザをスムーズに目覚めさせるといった使い方も可能です。
(2015年5月29日 更新)