日本からのComputex Taipei 2015視察団を対象に開かれた日台ビジネスアライアンスに関するセミナーに「台湾でモノづくり」の中の人がゲストとして呼ばれ、色々話をさせていただきました。

錚々たるゲストで冷や汗

参加当日に同時に呼ばれたゲストの方が私以外、日本の大手企業グループの台湾子会社の代表(総経理)クラスだと知り、ゲスト席では冷や汗をかいておりましたが、熱心に聞いてくださった皆様、大変ありがとうございました。

Computex Taipeiとは?

Computex Taipei(台北国際コンピューター見本市)は毎年6月第二火曜日から5日間にわたって行われ、出展企業は1,700社・5,000ブース以上に及び、来場者数は12万人以上、うち海外から商談に来るバイヤーが3万人以上にもなる、世界最大のIT関連見本市です。

Computex Taipeiの主催団体、TCA(Taipei Computer Association)・東京事務所と「台湾でモノづくり」の中の人は以前より交流があり、その縁でセミナーにお呼びいただきました。

「ものづくり」に関する話

「予想する5年後・10年後の未来」についての質問がありました。私から見た「ものづくり」に関する話をさせていただきました。

色々な技術がオープンとなり、誰でも利用できるようになってきたこと。また技術の発展によって「ものづくり」のやり方が変わり、製造業以外の会社や個人でも「ものづくり」ができるようになってきたこと。

そしてアイデア次第で面白いものが作れる可能性があり、それは今のところはアップルやシリコンバレーのベンチャーかも知れないが、今後は日本発のアイデアも出てくる可能性があること。

何よりもそんな時代だからこそ、そういったアイデアと実現させるための色々な技術を結びつけるコーディネートで日本的なセンスを発揮する余地があるのではないか。

・・・ちょっと漠然としていましたが、こんな話をしました。

小さく始めることが大事

最後に弊社から日台ビジネスアライアンスに向けた提言をさせていただいたのですが、その中の一つとして「小さくてもいいから、まずは商売をすること」を挙げました。

例えばComputex Taipeiは見本市なので製品のサンプルを購入できることが多いのですが、「いいな!」と思ったものは1つサンプルを購入するということでも構わないと思います。

また購入まで行かなくても、製品のカスタマイズとか価格交渉とか、具体的なビジネスの話をするのが、台湾企業と上手く組んでやっていくポイントだと思います。

「台湾でモノづくり」を支援

「台湾でモノづくり」では日本企業の方々に、我々自身の体験やそこから蓄積した知見をお伝えすることで、お役に立てればと考えております。今後ともこういった機会があれば積極的に情報発信していきたいと考えております。

(2015年6月6日 更新)

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